ダイオキシン類
ダイオキシン類とは、わが国のダイオキシン類対策特別措置法によって定義されている、ポリ塩化ジベンゾーパラージオキシン(PCDD・狭義でのダイオキシン)と、ポリ塩化ジベンゾフラン (PCDF)、コプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB)の3つの有機塩素系化合物類の総称で、二つのベンゼン環が結合した構造を基本とし、ベンゼン環を構成するいくつかの水素が塩素に置き変わった構造をしています。無色の固体で水に溶けにくく、脂肪には溶けやすい性質を持っています。
ダイオキシンは産業廃棄物、焼却炉、一部の農薬などによって環境中に飛散し、少量でも強い発ガン性や催奇形性など強い毒性を持っていることが知られています。ベトナム戦争での枯葉剤散布による現地住民・退役軍人の健康障害、1976年にイタリアのセベソで起こった農薬工場の爆発事故での周辺住民の健康被害などがダイオキシンによるものと推定されています。