「ドロドロ血」を悪用した悪質商法が後を絶たず
国民生活センターによると、採血した血液を調べ「あなたの血液はドロドロです」と不安をあおり、高額な健康器具などを売り付けるという「ドロドロ血」商法に関連した相談が、ここ3年で1785件にものぼっているそうです。
全体的に共通しているのが「無料で血液を調べる」と採血をさせて、「あなたの血液はドロドロです」「70代の血液です」などと不安を煽り、健康食品やブレスレットなど高額な商品を購入させられるが、実際はそれらの商品に血液をサラサラにする効果は無かったり、そもそも血液検査自体がいい加減で、医療機関で調べてもらうと血液はドロドロでは無かった…などといった内容です。
また、医師免許を持たない者が血液検査などを行っているケースがほとんどで、医師法にも反している他、検査で使用する注射針を使いまわしている可能性があるなど、危険性も指摘されています。
血液中にコレステロールや中性脂肪が多い高脂血症になると、血液の粘性が上がり「ドロドロ血」となり、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞を招く恐れがある…。このような「ドロドロ血」「サラサラ血」といった血液の粘性に関する知識は、健康ブームに乗りTVをはじめとした各メディアによって、今や一般に広く認知されているかと思います。
しかし特定の食べ物などによって、簡単に改善できるような誤解を与える表現も少なからずあります。高脂血症は食生活をはじめとした生活習慣と密接しており、それらを見なおさなければ改善する事はありません。メディアは暗に不安を煽ったり、一部の結果や情報を大げさに流すのではなく、物事に対し総合的な視点から判断できるよう配慮するべきです。
そうしなければこのような悪質商法は今後も後を絶たないでしょう。