健康雑学辞典さくいん 英数

アドレナリン

アドレナリンとは副腎から分泌されるホルモンの一種で、脳が興奮したときに大量に血液中に放出され、血圧や心拍数上昇、毛細血管収縮、気管支平滑筋弛緩、瞳孔散大などの作用があります。ドーパミンから生合成されるノルアドレナリンが変化したもので、ノルアドレナリンと同じくストレスホルモンとして知られています。

アドレナリンは、1900年に高峰譲吉と助手の上中啓三がウシの副腎から世界で初めて結晶化に成功しますが、同時期にアメリカの研究者エイベルが似たような物質を発見て「エピネフリン」と命名し、高峰の研究は自分の盗作であると主張します。その後研究資料などで高峰らが最初の発見者である事が確定し、欧州ではアドレナリンと呼んでいますが、アメリカはエイベルの主張を受けてエピネフリンと呼んでいます。わが国では生物学の分野でアドレナリンと呼んでいるのに対して、医薬品の正式名称を定める日本薬局方ではエピネフリンと呼んでいます。



関連記事一覧

トラックバック一覧 (0)