ATP(アデノシン三リン酸)
ATP(アデノシン三リン酸)とは、生物の体内で用いられるエネルギー保存・利用に用いられる物質で、糖や脂肪を元に細胞内にて解糖系・クエン酸回路・電子伝達系の3つの系統により生成されます。
ATPは、DNAを構成する塩基アデニンと5炭糖のリボースが結合したアデノシンに、リン酸が3つ結合した構造をしており、酵素によってADP(アデノシン二リン酸)とPi(リン酸)やAMP(アデノシン一リン酸)とPPi(ピロリン酸)に加水分解されます。このとき非常に高いエネルギーを放出し、このATPの放出するエネルギーによって筋収縮をはじめとした生体活動がなされています。哺乳類の骨格筋100gあたりには0.4g程度ATPが存在するといわれており、エネルギーを要する生物の反応素過程には必ずこのATPが使用されています。このことからATPは「生体のエネルギー通貨」とも呼ばれています。
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